東京都港区のウェブサイト制作会社カベティーです。
今回はプロだからこそ、知識があるゆえにお客様視点に立つことの大切さについてお話しします。
まず、前提として事業を営んでいる方は、自分の事業の分野で専門家です。
ウェブサイトの制作会社であれば、お客様の要望に応えてきれいなウェブサイトを制作することができます。SEOの記事を書くこともできます。お客様の課題に応じてECサイトを作成することもできます。
一方で、そういった技術を自分で習得するよりも外部に発注してお困りごとを解決したい、といお客様の気持ちがわからなくなってしまっているかもしれません。
お客様からすると、プロに対しては
「自分の要望がわからないのだけれど、初歩的なことをきいていいんだろうか?」
「ウェブサイト制作の進め方について何度も同じことを確認したいけど、よくわからない」
「UXとかUIかグローバルメニューとか専門用語が出てきたんだけど、どんな意味なんだろう」
「イメージとなんだか違うんだけど、いっていいのかな?」
と、こんなことを考えているかもしれません。
勇気をもってお客様のほうから質問してくださるのに恐縮しながら聞いてくださる方もいます。こちらのほうが説明するのに。
実際、対面でお客様とお話しているときには、「はい」「わかりました」と言いながらもお客様自身が実はわかっていないこともあります。
それでも、対面でお客様と接しているときには、お客様の表情を見ながらわかりやすく説明する、具体例を出す、不要な説明は省くなどして、販売側はなるべく理解を深めようとするはずです。
ブログの文章が自分中心になりお客様にとって読みづらくなりがち
ですが、ブログで記事を書く時には、お客様が目の前にいるという視点が抜け落ちてしまいがちです。自分中心視点でついつい書いてしまうのです。
難しい専門用語を使ってしまう。
最後まで訪問された方が戸惑うことなく読み進められるよう確認することなく思うままに書いてしまう。
難しい専門的な議論、一部の専門家しか興味がないことを書いてしまう。
自分の趣味で好きに書いているのであれば、それでも全く構いません。
ですが、コンテンツが商品の販売促進、プロモーションのためであれば、そのページに書かれているブログは、お客様にとってわからないことを理解するための文章であるべきです。
自分の仕事の基本的なことを説明しよう
ウェブサイト制作会社のサービス紹介ページであれば、SEOの対策とはなにか、ウェブサイトの制作を依頼する場合にはどのような手続きを踏めばいいのかということがわからなかったり、画面をスクロールしながら表示する画面をつくるにはどうすればいいのか。
美容院のページであれば、どの層をターゲットにしたサロン(独身の30代女性?親子ファミリー?高齢者?)なのかを明らかにして、その中心となるお客様の悩みにこたえる。自分が施術をしているときに心がけていることを書く。
お客様の会話から学んだことを書く。どうしてその店舗をその場所で開業するに至ったかを書く。
パン屋さんのページであれば、どのようなこだわりをもってパンを毎日をつくっているのか。
そのお店の名物パンは何か。
食材にはどんな特徴があるのか。
自分のこれまでのキャリアは。
仕事に関連して、語るべきことがたくさんあります。
集客ブログ講座で、お客様に私がヒアリングしていると、本当はたくさん書くことがあるひとばかりです。
ブログでかくことが本当にない、なんて人はいません。
かつてあなた自身も仕事を始める前は、何も知らない素人でした。
その時の気持ちを思い出してください。
なにもわからない、お客様に寄り添って、ブログを書いてください。
それを意識するだけで、あなたのブログはもっと、もっとお客様にとって親しみやすくて、わかりやすくなります。
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